Kaji Lab

KAJI LABORATORY

正式な研究室名は行動情報科学研究室です.行動をセンシングし,行動をデザインする研究室です.
スマートフォン等の各種センサを用いた屋内位置推定・行動認識技術の追求と,それに基づいた人間拡張や行動変容に資するシステムの実現を目指します.

お知らせ

見学希望者の方へ

研究室見学について

研究室見学を希望の方は下記のメールアドレスにて日程調整します.

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ayato

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7/5~7 に富山国際会議場で開催された DICOMO2023 で,須崎さんと熊澤さんが発表してきました.
また須崎さんは 最優秀プレゼンテーション賞ベストカンバーサント賞を受賞しました

須崎

研究概要

最近の携帯は防水性能が上がっていますが、我々には携帯を水に近づけてはいけないと言う考えがあります。 我々は携帯を水に沈めた時でも扱える入力インタフェースを提案します。 これにより、水中では扱えない画面を押す動作を水中でもできるようになります。 その応用例として、携帯を水に沈めて遊ぶ魚の掴み取りアプリを作成しました。

感想

多くの発表と参加者の中で、2つの賞を受賞でき大変光栄に思います。 大学院に進学して得た多くの学びを生かせたと思います。

熊澤

研究概要

料理のレシピを共有する方法にはさまざまな種類があり世の中に浸透している.またレシピを利用して作成したものを報告する機能がある.しかし過去の自分や他者と調理能力や効率について比較できる仕組みがない状態である.そこで本研究ではレシピと調理動作を共有・比較し調理に対する楽しさの増加を目的とする.アプローチとしてウェアラブルセンサを使い調理作業のセンシングを行い比較するための特徴量を抽出する.研究の全体像を4つの項目「調理動作のセンシング」「調理能力と効率の分析」「分析結果の共有」「履歴や他者との比較を可視化」に分けてられる.調理動作の分析・比較を「各場所での分析と比較」と「場所移動の分析と比較」に分けて説明している.各場所での分析と比較では切る工程を例にして実際にどのような結果が得られるのかを調べた.場所移動の分析と比較ではハンバーグ調理の工程を例にして実際にどのような特徴が見られるのかを調べた.

感想

初めて県外での発表で緊張しましたが,今までの発表経験により今まで以上の発表になりました.

ayato

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6/24に開催された【23年6月】技育CAMPアドバンスに参加し,副大賞を受賞しました

大会の概要

6/24に東京渋谷区で開催された"技育CAMPアドバンス"に参加し、29チーム中副大賞を受賞しました。 (大賞1人、副大賞3人、企業賞8人) 技育CAMPアドバンスは、マンスリーハッカソンvol.1, 2, 3と技育キャラバン京都の計4つの大会の受賞者のみが参加できるハッカソンです。 我々チーム「スマホ二刀流」はvol.1の最優秀賞受賞者として参加しました。

制作物の概要

叫ぶと顔が歪むアプリ「叫び」を作成しました。 これはアプリを起動するとカメラとマイクが起動し、誰かが叫ぶとカメラの画像が歪むアプリです。 音声解析により声の大きさ、高さ、母音を推定しています。 大きい声だと強く歪んだり、高い声だと細かく歪んだりします。

感想

suzaki

技育CAMPアドバンスというレベルの高い場で発表し、賞を受賞でき嬉しく思います! スケジュール的に厳しい場面もありましたが、ちゃんと発表できて良かったです。

ayato

初めて音解析をして大変な点もありましたが,受賞できてよかったです. 母音推定については 記事 を書いており,音収集・解析の Android用ライブラリ も公開しています.

rui

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M1の山口塁さんが5/18~19に開催された 第107回 モバイルコンピューティングと新社会システム研究会(MBL)他との合同研究発表会 に参加しました.

発表の概要

走行前に自転車点検を毎回行う人は少数で,走行中に事故やヒヤリハットを経験する人がいる.このような経験をする人を減らすために,自転車点検を運転者に促す必要がある.様々な自転車点検がある中で,本研究は空気圧点検に注目した.本研究ではタイヤの空気圧低下に伴うタイヤのクッション性の増加から,身近にあるスマホのセンサを用いて低コストで行える空気圧低下推定手法を提案する.地面に対して垂直方向の加速度をスマホで取得し,標準偏差と周波数成分を特徴量としてランダムフォレストなどを用いて空気圧低下を推定する.空気注入が必要か否かの分類と空気圧の値を推定,他の場所・自転車の学習データを流用可能かの評価実験を行った.評価実験の結果,空気注入が必要な時に正しく分類できた割合は96.1%だったが学習データの流用は困難だと分かったため,空気圧低下推定には同じ場所・自転車のデータを用いる必要がある.

感想

M1の山口塁です。 5月18、19日に沖縄の沖縄科学技術大学院(OIST)で発表してきました。知らない場所での発表は初めてだったので緊張しました。発表時間が短い中、質問・アドバイスをもらうことができたので今後の研究に活かせるよう進めていきたいです。

沖縄には5月17日から20日まで滞在し、20日は名古屋行きの飛行機まで時間があったので観光しました!一番の思い出は晩御飯に食べたあぐー豚のしゃぶしゃぶですね。豚しゃぶ専門店 我那覇豚肉店で食べた島黒しゃぶセット(ロース)がとてもおいしかったです!食べ放題もあるので大人数で行く時は予約して食べてみてください。

ayato

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3/25~26に開催された技育CAMPマンスリーハッカソンvol.1に参加し,最優秀賞を受賞しました

作成したアプリ:叫び

発表スライド

叫びは叫ぶと画像が歪むアプリです

エンタメとしての面白さ

このアプリでは人の絶叫や歓声などの音に合わせてカメラ画像が歪みます。

機能は非常に単純で操作もしやすく、ユーザにとって煩わしい要素はありません。構成画面は一つのみで、アプリを起動して幾つかの権限を許可したらすぐに遊べます。

このアプリを使えば特定のシチュエーションにおいて、人々を楽しませられます。例えば宝くじ当選や株価の変動やゲームなどで大声をあげる人がいる場合、このアプリを使えば人々に面白さや楽しさを提供できます。

技術的面白さ

このアプリは携帯でのリアルタイム画像処理とリアルタイム音声解析を行なっています。

リアルタイム画像処理を行うために、1枚の画像処理速度を向上させる必要があります。例えば、実装当初は画像1枚を歪ませる処理に約18秒かかっていました。この状態ではリアルタイム画像処理とは言えません。しかし、さまざまな試行錯誤の結果1枚約0.03秒で処理できるようになりました。これにより、リアルタイム画像処理が実現できました。

このアプリでは人の声を解析して、声の大きさや声の高さを取得しています。しかし、Androidで声の高さや音の高さを取得できるライブラリはありません。なので音データをバッファとして取得し、その波形を解析して声の大きさや声の高さを取得しました。これにより声によって画像の歪ませ方を変えられるようになりました。

AndroidでOpenCVを使ったリアルタイム画像処理アプリを作る

kotlin使ってAudioRecordで音解析してみた

本アプリをGooglePlayStoreにて公開します. ダウンロード

カメラとマイクが搭載されたAndroid端末があれば,誰でも利用できます.

感想

須崎翔太

技育プロジェクト2023の 技育CAMPハッカソン 第一弾に参加し、最優秀賞をいただきました!ありがとうございます!

初めてのチーム開発でしたが強みを活かしきれたと思っています!

自分のWebサイトに紹介用動画(ほぼそのまま)を載せてます!

https://sites.google.com/view/logsuzaki/%E5%8F%AB%E3%81%B3

熊澤綾人

技育プロジェクト2023の 技育CAMPハッカソン 第一弾に参加し、最優秀賞をいただきました! 自分は音関係を担当しました.

初めてのハッカソン&制作物公開で不安な点も多かったですが楽しく開発できました.

ogane

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学部4年と修士2年の卒論・修論発表会が行われました.
学部は計8名が,修士は計2名が研究成果を発表しました.

修論発表

物体に設置したBLEビーコンを用いた
状態推定に基づく介護モニタリングに関する研究


時空間フェンシングに基づく
クラウドセンシングプラットフォームに関する研究


卒論発表

コンテンツ視聴時の生体データの共有と
それに基づくコンテンツへの重畳提示に関する研究


物の共起関係に着目した置き忘れ防止システムに関する研究


独立したコミュニティにおける滞在ウォッチの
安定運用のためのシステム拡張に関する研究


スマートウォッチセンサを用いた
ダーツのスローセンシングに関する研究


スマホに搭載されているセンサを用いた
自転車の空気圧低下推定に関する研究


GPSアートと画像認識AIを組み合わせた
外出促進に関する研究

ayato

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この度,第20回情報学ワークショップ(WiNF2022)に参加し, 熊澤綾人(M1),大橋世弥(B4),丸山貴大(B4),鵜飼直哉(B4),社本蒼一郎(B4)が発表しました.

熊澤綾人:ウェアラブルセンサを用いた調理の切る工程の分析・比較方法についての検討

発表の概要

レシピの共有方法としてレシピ共有サービスの利用がある. またレシピを利用して作成したものを報告する機能がある. レシピを共有する際に調理作業中のデータも共有し,他の人と比較すると今後の調理に対するモチベーションの増加を狙えると考えた. 本研究ではレシピと調理作業を共有・比較し調理に対する楽しさを増加させるのを目的とする. アプローチとしてウェアラブルセンサを使い調理作業をセンシングを行い比較用の特徴量を抽出する. 全体像は「調理作業のデータ化・分析」「データの共有」「比較・表示」に分けられる. 基礎検討として切る工程で分析と比較を行った. 特徴量の比較結果から被験者のモチベーションの増加が期待される.

感想

はい,M1の熊澤綾人です. 去年に引き続き2回目のWiNFでの発表です.
今回は院進してから新しい研究を始めたので,素材がない状態での論文作成・発表準備でした.
要するに去年と作業量が変わらない…
けど,今までのノウハウがあるから去年よりは楽でした.
発表に関しては,悪くなく行けたので安心しています.
今回のが今後の発表に繋がればいいなと思ってます.

大橋世弥:物の共起関係に着目した置き忘れ防止システム

発表の概要

日常で物が一緒に移動する状態が頻繁に見られる. 本研究は外出時以外にも必要な物が同時に使われているような状況にも対応できるような置き忘れ防止システムの開発を目指す. そのために空間的な共起関係と時間的な共起関係を組み合わせる. 結果として時間と行動の関連が強い場合にある程度正確に通知ができた. 一方電波強度に依存した場所推定をしているため環境によって誤検知が起きて精度が下がってしまう点が課題の一つである.

感想

B4の大橋です.
対面形式での発表は今回が初めてでしたが事前に準備をしていたおかげでそこまで緊張せずに発表できました.
卒論に向けて論文の書き方や発表での話し方など学べて良い経験になりました.

丸山貴大:スマートウォッチセンサを用いたダーツのスローセンシング

発表の概要

ダーツを投げる際に手振れが原因で照準がずれる場合がある. 主観的にみて、手振れが激しいかは判断が難しい. センシングをし、速度、角度を取ることで客観的に見ることができ、分かりやすくなる. 本研究の目的はスマートウォッチを用いてダーツ未経験者のサポートをすることである. 投げる動作をテイクバックとフォロースルーの二つに分け、加速度センサーと角速度センサーを用いて手振れや速度などのデータを経験者のデータと比較し、基本的な検討を行う.

感想

B4の丸山です.
自分の研究を発表してアドバイスを貰えたのは新鮮で貴重な体験でした. 発表することで自分の研究のまとまりができたので良かったです. 他の人の研究を見てレベルが高いなと思いました.

鵜飼直哉,社本蒼一郎:コンテンツ視聴時の生体データの共有とそれに基づくコンテンツへの重畳提示手法の検討

発表の概要

コンテンツに重畳するエフェクトを加え、より様々な楽しみ方ができるようになると考えた. 本研究ではコンテンツを視聴している時の心拍数に着目し、心拍数のデータを用いてコンテンツへの重畳提示手法を提案する. 心拍数はスマートウォッチを使いより気軽にデータを収集することができる. データを共有し心拍数の変化が起きている部分でエフェクトを加え更なる迫力や、過激なシーンを見辛くしホラーが怖い人でも見やすくなるようにしたりとコンテンツのさまざまな楽しみ方が期待される.

感想

B4の鵜飼です.
自分の研究を伝わりやすく説明することがこんなにも難しいのかと実感しました. また発表をすることで研究に足りてないポイントを再発見できました.

B4の社本です.
自分の研究を発表し、アドバイスを貰えた事でわかりやすく伝える事の難しさを実感しました. また、現状研究に足りていない点を発見できました.

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