Kaji Lab

KAJI LABORATORY

高度ICT社会における人とコンピュータの関わりを追求する研究室です。特に「屋内位置推定と位置情報サービス」「インタラクションメディア」をテーマとした研究をしています。

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お久しぶりです. B4の大鐘勇輝です. 今回,MUSICAL2021にて「 State Estimation Method Using Radio Wave Intensity of BLE Beacon Installed Inside Object 」のタイトルで発表を行なってきましたので報告したいと思います.

Yuki Ogane, Ryoga Mizuno, Katsuhiko Kaji: State Estimation Method Using Radio Wave Intensity of BLE Beacon Installed Inside Object, Adjunct Proceedings of the 2021 International Conference on Distributed Computing and Networking (ICDCN’21), pp. 92–97, 2021.

研究概要

With the spread of the Internet of things, a variety of sensors have been attached to home appliances, and it has become possible to obtain life-logs based on the information obtained from these sensors. Life-logs are easy to collect for home appliances that have sensors, but are difficult to collect for home appliances, doors, chairs, and other furniture without special sensors. Previously, acceleration sensors and Wi-Fi radio waves have been used to estimate the state of such home appliances or furniture. However, the estimation accuracy greatly depends on the presence or absence of movement and the size of the estimation object. Therefore, we propose a method to place Bluetooth low energy beacons directly into objects such as home appliances or furniture. This method allows for state estimation based on the radio wave intensity of the beacon, which changes depending on the state of the object. The method was applied to state estimation of the opening or closing of a refrigerator, the opening or closing of a safe, and the occupancy of a chair, and the estimation accuracy was confirmed. Our results showed that the method could estimate the opening or closing of the refrigerator with 99.2% accuracy, the opening or closing of the safe with 93.8% accuracy, and the occupancy of the chair with 98.9% accuracy.

感想とか

今回参加したMUSICAL2021は,以下の発表形態で行われました.

  • 会場は奈良公園内にある 奈良春日野国際フォーラム 甍〜I・RA・KA〜
  • 発表は自分を含めて9人
    • 参加者は日本人だけでなく世界各国の人が参加
    • Google meet を通じてオンラインでも公開される
  • 発表時間20分,質疑応答10分
    • 全部英語で話す
    • 各セッション終了後にあるテーマに沿って英語で議論する時間もあり

上の情報を見て分かる通り,MUSICAL2021では英語での発表が求められ,英語力的にも精神的にも大変でした. 発表については何度も練習しましたが,いざ本番になってみると緊張で内容が飛んだり,手汗でポインティングが上手くできなくなるなどの問題が発生しました. 日本語発表であれば,もし内容が飛んでもアドリブでなんとかなりますが,英語発表では英語力がないとアドリブで話すのは本当に難しいです.

質疑応答では,日本人の教授の質問は何とか単語から推測できましたが,オンラインで海外の方から質問された際は発音がネイティブであるため内容を理解するのに苦労しました. また,回答も英文というよりはほぼ単語の羅列に近いものであったため,英語力は必要だなと痛感しました. しかし,発表後にNAISTの安本 慶一さんと日本語でお話した際,BLEビーコンを使って状態を推定するというコンセプトは面白いと言って頂けたのでとても嬉しかったです.

今回のワークショップでは,座長の思いつきであるテーマに沿って英語で議論する時間が設けられました. これはある程度対策できる質疑応答と違い,その場で自分の考えをまとめて英語化する必要があるため本当に死ぬかと思いました. しかし,回答の順番が3番目であったため,他の人が答えている間に必死に回答を考えなんとか切り抜けました.

まとめ

今回参加したMUSICAL2021は,英語発表ということもあり色々と初めてづくしでした. 論文の執筆やスライド作成など,日本語でも簡単ではないものを英語でやるというのは本当に大変で,卒論の執筆が息抜きに思えるほどでした. しかし,これによって得た経験はとても貴重で確実に自分にとってプラスになっていると感じました.

また,今回は久しぶりに現地での発表でしたが,やっぱり学会とかは現地開催に限るなと思いました. オンラインでは発表後の交流がほぼ無いですが,現地開催だと他の参加者から意見や感想を得られるのでこの差は大きいと感じました.

発表以外のことについて

MUSICALに参加するにあたって,前日のうちに奈良県に移動し観光・準備を行なっていました. 移動ルートとしては名古屋駅 → 京都駅 → 奈良駅という感じで,新幹線と近鉄特急を乗り継いでの移動でした. 途中の京都駅では,清水寺が近かったので参拝しに行ってきました.

京都駅

清水寺

清水寺といえば基本いつ行っても日本人や外国人の観光客で混雑しているというイメージですが,やはりコロナウイルスが流行しているということもあって,今までに見たことがないほど人がいませんでした. また,近くの八ツ橋のお土産屋さんも観光客が全然おらず,寂れたシャッター街のような様子となっていました. 近頃は観光客の来すぎによる観光公害なんていう言葉も聞くようになりましたが,やはり居ないよりは居た方が活気が合って良いなと思いました.

宿泊場所

今回,宿泊場所として 変なホテル奈良 に泊まりました. このホテルは「世界初のホログラムホテル」と謳っているように先進的な技術を取り入れたホテルとなっており,受付に人がおらず侍などのホログラムが対応してくれます. 情報系の人間なら一度は泊まっておきたいホテルです.

2020年の10月にオープンしたばかりな為,部屋もとても綺麗で快適に過ごすことができました. また,家電がIoT化されており,部屋に置いてあるタブレットからテレビやエアコン,照明の操作が可能でした.

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2016年11月28日〜12月1日に広島で開催されたMobiQuitous2016のWorkshop MUSICALにて以下の発表を行いました.

  • Ikeda, S., Kaji, K. Pakapaka Method For BLE Beacon Identification, in International Workshop On Mobile Ubiquitous Systems, Infrastructures, Communications, And AppLications (MUSICAL 2016), 2016.
  • Niwa, Y,. Inamura, M,. Kaji, K. An Emergency Application for Smartphones Based on Rhythm Pattern Recognition, in International Workshop On Mobile Ubiquitous Systems, Infrastrustures, Cummunications, And AppLications(MUSICAL2016), 2016.

感想

池田

初めての国際学会に出て,自分の英語力の無さを実感しました. また,学生ボランティアをやったことで他大学の教授の方々と話すこたができ,自分の足りない部分を知ることが出来ました.

丹羽

英語での発表とういことでたくさんの練習をし,緊張はしたものの堂々と発表でき,意見をいただき課題点を見つけました. また今回は学生ボランティアとしても参加させていただき多くの他大学の教授方,そして学生の方と交流ができ5日間の学会,ボランティアを楽しみました.

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