この発表で奨励賞を受賞しました。
概要:
オフィスワーカの勤務体系や交通機関の発達により日常的な運動不足が問題視されている。運動不足解消のために日常的な活動量を計測する活動量計や、スマートフォンやウェアラブルデバイスに内蔵されたセンサを用いて活動量を計測するアプリケーションが普及している。活動量の推定には通常、加速度センサで歩数推定、気圧センサで高さ遷移のデータを取得する。近年の気圧センサの高精度化によって周期的な変化を捉えられるようになり、気圧センサを用いてステップ認識が可能になり、加速度センサとの併用が必要なく、気圧センサを単独で利用した日常の活動量測定が期待できる。 本アプリでは、スマートフォンに搭載されている気圧センサのデータから活動量推定を行う。 アプリの仕組みは、取得した気圧センサのデータにローパスフィルタにかけることで歩行成分と高さ成分に分けて、歩行成分から歩数、高さ成分から高さ遷移を取得し、階段部分の判定を行い、平地部分と階段部分の活動量を分けて推定する。