情報処理学会 第82回全国大会にて「BLEビーコンの受信電波強度を用いた睡眠位置認識の基礎検討」を発表しました

B3の水野涼雅です.3月5〜7に開催された情報処理学会全国大会にて発表を行いましたので,報告します.

発表タイトル

「BLEビーコンの受信電波強度を用いた睡眠位置認識の基礎検討」

発表概要

高齢化や怪我により多くの人が寝たきりでの生活を送っている.そのためベッド上での移動・行動は健康管理のため重要になってくる. これまで位置認識では圧力センサを敷き詰めたシーツを用いた研究や,ベッドの足に荷重センサを取り付ける研究が行われてきた.しかしそれらの手法では一般家庭への導入や,ベッドではなく布団への適用が難しいという問題があった. そこで我々はBLEビーコンの受信電波強度を用いた睡眠位置認識手法を提案した.BLEビーコンであれば薄くて小型であるため,シーツの下に設置したとしても違和感なく寝られる.ビーコンの受信電波強度は,水分を含む人間の身体が重なることで大きく減衰する.この現象を利用し,布団シーツ下へグリッド上に設置したビーコンの受信電波強度から睡眠位置を可視化する. 受信電波強度を収集した後ノイズを軽減するためデータに移動平均をかけ,手脚や身体ごとの変化の尺度を統一するため正規化を行う.そして閾値からそれぞれのビーコンに人が重なっているか否かの判定を行い,赤と青で可視化する.この可視化された結果を時系列ごとに見ていくと睡眠中や1日中の移動がわかる. 評価実験でビーコンごとの判定精度を求めた結果,正しく判定された個数は15個,正しく判定されなかった個数は3個となり正解率は83.3%であった.

感想

今回新型ウィルスの影響によりオンライン会議での発表になりました.初めての試みで困惑することも多々ありましたが落ち着いて発表することが出来ました. また今回の研究を発展させまた別の学会でも発表できればと思います.