みんなの脳世界2025 ~超多様~に出展しました
2025年11月2日(日)・3日(月)に東京都港区の東京ポートシティ1F ポートホールにて開催された「みんなの脳世界2025 ~超多様~」に展示参加しました.
みんなの脳世界は体験を通じて私たちの感覚は多様である事を知り,その個人差はテクノロジーによる補完や拡張が可能であることを伝える,というコンセプトのイベントです.
また,ダイバーシティ&インクルージョンの視点で既存の環境を再設計することで,すべての人が「ちから」を発揮できるニューロダイバーシティ社会の実現が可能であることを提案します.
梶研究室からはスマートフォンと卓球を組み合わせた卓球デザインの多様化に関するPing x Phoneプロジェクトについての展示を行いました.
スマートフォンにはセンシング・フィードバック・通信といった様々な機能が備えられています.
スマホケースの形状デザインも可能です.
私たちはこれらを組み合わせて複数の卓球派生システムを構築してきました.
例えば,ラケット状のスマホケースを作って,加速度センサからラリー回数を認識し,そのラリー回数をスマホラケット自身がしゃべってくれるような仕組み.
他には,タイミングに合わせてスマホラケットをスイングすると,音やバイブレーションによってラリーしているような感覚を得られる仕組みなどです.
本プロジェクトの展示は,参加者の皆様といっしょにニューロダイバーシティの世界に役立つ新しい卓球システムデザインを考えていく機会としました.
2日間を通して多くのお子様連れの方が参加し,その結果我々だけでは考えつかないような多方面の観点からのご意見やアイデアをいただけました.
今後はこのイベント展示で得られた知見を活かして,更にPing x Phoneプロジェクトの研究を推進していきます.