KAJI LABORATORY

正式な研究室名は行動情報科学研究室です.行動をセンシングし,行動をデザインする研究室です. スマートフォン等の各種センサを用いた屋内位置推定・行動認識技術の追求と,それに基づいた人間拡張や行動変容に資するシステムの実現を目指します

指輪型センシングデバイスを用いたヨーヨーの技能分析システム

研究の概要

トリックの種類が多く指の動きの正確さが求められるヨーヨーに着目した.練習方法には,参考動画による自主練習や指導者からの直接指導があるが,前者はフィードバックが得られず,後者はコスト面に課題がある.本研究の目的は,ヨーヨーにおけるトリックの動作を分析・可視化し,フィードバックを行う練習支援システムの開発である.初心者の壁とされる「インサイド・ループ」を対象とした.IMUを搭載した指輪型センシングデバイスを製作し,センサデータを取得した.取得したデータに基づき,インサイド・ループをループ単位にセグメントして技能分析を行った. その分析結果を可視化しフィードバックを行う技能分析システムを構築した.

デモ動画

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ウェアラブルセンサを用いた調理動作共有比較分析Webシステムに関する研究

研究の概要

料理のレシピを共有するサービスが普及している.しかし,調理中の動作を共有する機能は現在普及していない.本研究の目的は,調理動作の改善点や成長度合いを知る自己分析の支援である.ウェアラブルセンサを用いて調理動作をセンシングし,センサデータから調理技術の特徴量を抽出,調理動作を過去の自分や他人と調理動作を共有・比較するWebシステムを作成する.きゅうりの輪切り動作を対象とし,特徴量の考察・検証をした.複数回の継続的なシステム利用によりユーザに与える影響調査のため評価実験をし,システム利用は非利用と比べ良い影響を与えられないが,向上心の発生やモチベーションの増加が見られた.ユーザに継続的に調理をさせるようなモチベーション向上の仕組みが必要だと考えられる.

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多様な環境の体験を促すスマートフォンアプリに関する研究

研究の概要

従来の環境センシングは固定設置や快適性向上を前提にした設計が多く,体験の幅や行動誘発に限界がある.本研究は日常理解に加えて,過酷な環境も含めた多様な体験を促す点に特徴がある.USB型環境センサを携帯し,多様な環境をコレクション形式で収集できるモバイルアプリを実装した.環境データをノーマル/レアに分類し,進捗可視化,獲得演出,ヒント提示,レア度Tierを組み合わせて探索動機を維持する枠組みを採用する.加えて獲得場所を地図上に可視化し,空間的広がりを伴う探索行動を支援する.さらにSNS共有機能を導入して他者比較に基づく継続性向上を図った.クロスオーバー比較実験を実施した結果,数値提示のみのアプリと比較してコレクション形式と空間情報提示の組み合わせがノーマル環境獲得による日常理解深化と,レア環境探索による新規行動誘発に寄与する可能性を確認した.

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3次元の骨格情報と位置情報と手順書を相補的に用いた調理行動の分類精度向上手法

研究の概要

慣性式モーションキャプチャを用いると位置情報と3次元の骨格情報を得られる。しかし,位置情報は慣性センサを用いているため誤差が発生する。骨格情報を用いて行動分類を行うと,行動が得られる。また,調理行動においては位置と行動には対応がある。そこで,行動分類の結果から確率の高い行動をランドマークとして用いることで位置情報を補正する。モーションキャプチャにはmocopiを使用し、ちゃんぽんを調理する行動を対象に実験を行った。

デモ動画

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