2026年3月1日~2日にかけて学術総合センターで行われた INTERACTION 2026 でB2のmachidaとB3のseikenがポスター発表を行いました
machida「創作物におけるライセンス情報の構造化とそれに基づく互換性評価システム」
概要
本研究では,創作物におけるライセンス情報の構造化と,ドメインをまたぐ互換性評価を実現するシステム「LicenSeed」を提案する.既存のライセンス管理はソフトウェア分野に特化しており,多様な創作活動への適用や柔軟なカスタマイズが困難であった.そこで本研究では,ライセンス情報を構造化した 「LicenSeed Spec」と,WordNetおよびfastTextを用いた意味的類似度に基づく互換性評価モデルを構築した.これにより,クリエイターは表現を損なわずにライセンスを提示でき,利用者は異なるドメイン間でもライセンスの互換性を定量的に把握できる.
コメント
論文執筆やポスター制作を経て,今回初めて出張を伴う学会発表を経験し,多くの刺激を受けました.昨年度出場したアプリコンテストでは, 主に UI のデザインや実装力が重視されましたが, 学会では自身の研究の新規性や世界観が求められます. 今回それを意識して学会発表に挑めて良かったです.また, デモ展示では, デジタルコンテンツのクリエイターさんならではの意見や他分野でのライセンス体系についての知見を得られ, 大変貴重な経験になりました.
seiken「同一現実空間におけるMR共創環境の実装と評価」
概要
仮想空間を使ってコラボレーションを支援する技術はこれまでにも盛んに提案されてきた. その仮想的なコラボレーションを, 現実環境を共有する複数のユーザ同士が現実空間に物理的に存在するオブジェクトと仮想的なコンテンツの位置関係の整合性を重視し, インタラクティブにコンテンツの創作が可能な仕組みを提案する. この仕組みによって現実空間のオブジェクトを扱いながら,仮想的な共創を実現できる. そのための基盤としてMR共創環境においてスケッチによる共創が可能となるシステムを作成した. 座標交換やRPCの仕組みによって2人で仮想的なコンテンツをMR空間上に共有して編集する仕組みを導入した. この仕組みは同一空間内でのコンテンツの共創に有効であると確認した.
コメント
VisionPro を 2台使って体験してもらうシステムの初めてのデモ展示であったため、その難しさを感じました。どういう風にアプリを使うのか、どういう体験ができて、それにはどんな嬉しい点があるのかというのを初めてデバイスを触る人に説明するのが難しいと感じました。展示を見に来てくださった方々にはMR空間でのフリーハンドのお絵描きを楽しんでいただけたと思います。MR空間を利用するシステムの利用経験を広められたと思うので嬉しく感じています。 また展示の前を通り過ぎる人には、このシステムがどのように嬉しいのかをうまく伝えられなかったと感じています。ただ空間にお絵描きをするだけのアプリにしか見えなかったのかなと終わってみて感じました。現実空間上で仮想的なコンテンツを扱う嬉しさ、これまでのシステムから進化している点を大きく示せると良かったのかなと感じています。 似た分野を研究されている方からXRに関連する他分野に特化している方々まで、様々な方とお話する機会となりました。その中でこれからの研究方針についてまたもっと深く考えなければいけないと感じました。とても良い刺激になったと思います。